火災保険の必要性

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火災保険の必要性について

火災が発生するリスクはどれくらい?

総務省消防庁の調査によると、令和2年(1~12月)における火災の総出火件数は34,602 件だったそうです。
これは、おおよそ1日あたり95件、15分ごとに1件の火災が発生したことになります。

※1 出典:消防庁ホームページ (https://www.fdma.go.jp/pressrelease/statistics/items/210514_boujyo_1.pdf)

出火原因別にみると、1位が「たばこ」で(9.0%)、2位が「たき火」「こんろ」と続きます。
注目するのは、自分が注意していても防げない「放火」(7.1%)、「火入れ」(4.8%)となっており、「放火」及び「放火の疑い」を合わせると(11.6%)で、1位の「たばこ」を上回ります。

※出典:消防庁ホームページ (https://www.fdma.go.jp/pressrelease/statistics/items/210514_boujyo_1.pdf)

また、わが国では一戸建ては木造住宅が多く密集している地域もあり、火災が発生すると延焼(もらい火、類焼)による損害を受ける可能性もあります。
2016年の火元建物の構造別損害状況によると、建物火災全体の延焼率(※1)は19.5%ですが、そのうち、木造建物の延焼率は32.2%にものぼります。
2016年に発生した、糸魚川市大規模火災では、この被災した地域の約9割は、木造住宅だったこともあり延焼が広範囲になってしまいました。
日本ではこのような木造住宅が密集している地域が珍しくないため、どの地域においても火災の対策が必要とされています。

マンションでも火災保険は必要か

先に説明したように、建物火災の発生原因には「たばこ」や「こんろ」が上位にあります。
火災がおきるリスクは、一戸建てもマンションも同様と思われるかもしれませんが、マンションは、鉄筋コンクリートなどの高い耐火性能をもたせるように建築基準法などで決められているため、一戸建てのような延焼のリスクは高いわけではないのです。
ただ、マンションの場合は隣人と壁一枚で仕切られているため、ベランダや玄関ドアからの延焼や消火活動の際の漏水などの二次災害を受ける可能性があるため、火災保険で備えておくと安心です。

風災・水災や盗難の補償も火災保険にはある

火災保険は、火災が原因となる損害だけでなく、風災や水災、盗難などによる損害も補償します。
火災保険の保険金の支払件数は、火災によるものが6,978件、自然災害によるものが183,083件になっています(※2)。
そのため、火災以外での住まいの損害にも保険が必要となります。
それぞれどのような被害があるのか見ていきましょう。

※2 損害保険料算定機構 2017年度「火災保険・地震保険の概況」より引用

水災

水災とは、台風や暴風雨、豪雨などによる洪水、高潮、土砂崩れなどによって起こる災害のことをいいます。
都市部では、集中豪雨の際に、大量の雨水がマンホールや側溝から地上にあふれる都市型水害もみられます。
降水量の多い日本に住む私たちは、水災と隣り合わせの生活を送っているといえるでしょう。
では、水災で想定される被害には、どのようなものがあるのでしょうか。

水災で想定される被害の例
  • 台風で近くの川が氾濫し、床の上まで浸水し家具も水浸しになった
  • 集中豪雨による土砂崩れで、家のなかに土砂が流れ込み被害に遭った
  • ゲリラ豪雨でマンホールの排水が追いつかず、浸水被害に遭った
  • 台風による大雨で、車が水没してしまった
  • 豪雨で自宅の塀が壊れ、隣家の車を傷つけてしまった的な大雨で土石流が発生し、家が流されてしまった

風災

風災とは、台風をはじめとした突風、竜巻、暴風などの強い風によって起こる災害のことをいいます。

風災で想定される被害の例
  • 台風で屋根の瓦が飛んでしまった
  • 突風で転んでしまい、けがをしてしまった
  • 竜巻で自転車が飛び、壊れてしまった
  • 暴風により飛んできた石によって、家の窓が割れてしてしまった
日本では近年、台風や集中豪雨などによる自然災害が増加傾向にあり、今後、火災保険の値上げや契約期間の短縮等、見直される可能性が出てきており、保険料負担が増える可能性があります。
火災保険の契約・更新を予定している場合は、早めの検討がおすすめです。

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