子どもに医療保険は必要?

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子どもの医療費については、自治体の医療費助成などがあるため、医療費自体かさむことは少ないかもしれません。
そんな中、民間の医療保険に加入する必要があるのか、必要なケースと加入する際のポイントを見ていきましょう。

民間の医療保険に加入する目的

民間の医療保険に加入する目的は、治療費をカバーしたり、減ってしまう収入を補填するためですが、子どもが病気やけがで入院や手術をしても、子どもの場合、自治体ごとに医療費の助成制度があり、自己負担額を抑制できる仕組みが設けられているため治療費は大人と比べ、かさまないかもしれません。
しかし、起こる確率は低いとはいえ、公的医療保険の適用外の治療が必要になって大きな出費がともなう場合や、大人なら不要な個室になる可能性、付き添い入院になれば自宅にいる家族の食事代も必要になってくるので、その補填のためともいえます。

治療費以外にかかる費用

子どもが入院することになってしまった場合、かかる費用は医療費だけではありません。
他にどのような費用がかかるのかみていきましょう。

個室になる可能性

子どもが小さい場合や夜泣きをする場合などは、ほかの人に迷惑をかけてしまう事を懸念し、個室を選べると心理的に負担を減らすことが出来ます。
個室を選択すると、地域や病院によって異なりますが差額ベッド代として平均1日当たり6,354円かかります。

平均的な1日あたりの差額ベッド代
1人部屋 7,097円
2人部屋 3,099円
4人部屋 2,514円
平均 6,258円
差額ベッド代の基準
  • 一病室4床以下
  • 面積が一人当たり、6.4m²以上
  • ベッドごとにプライバシーを確保する設備
  • 個人用の私服収納設備・照明・小机・椅子の設置

※厚生労働省 令和元年9月「第422回中央社会保険医療協議会・主な選定療養に係る報告状況」に基づき作成

付添入院をする人の食事代やベッド代

入院する子供には3食の食事がでますが、付添人には食事サービスがありません(病院によっては付添入院をする人の食事を出してくれるところもありますが、その場合でも食事代は実費です。)
付添人のベッド代もかかります。

子どもの看病で仕事ができない

子どもの看病のために、親が会社を休まざるをえない状況が起こります。
支出は増える一方、収入が減ってしまうため、経済的な不安を感じるでしょう。

治療費以外の出費や、減ってしまう収入の補填として、民間の医療保険があると経済的な不安が解消されますね。

子どもの医療保険の選び方

子どもの医療保険を選ぶ際のポイントを4つご紹介します。

ポイント1:保障期間

子供が独立するまでか、それとも一生涯の保障を準備するかという選択です。
前者の場合は、親の生命保険の家族特約や子ども向けの共済などが適しているでしょう。
後者の場合は、一般的な終身保障の医療保険を検討すると良いでしょう。
契約年齢が低いため安い保険料で加入が出来、将来、その契約を子供に引き継いだあとも負担の軽い保険料がずっと続きます。

ポイント2:保障金額

親の生命保険の特約として付帯する場合は入院日額3,000~5,000円程度、共済や一般の医療保険の場合は入院日額5,000~10,000円の選択が一般的です。
家計の収支や貯蓄額などによっても選択は変わってきますので、それぞれの家計に合った金額を選ぶことをおすすめします。

ポイント3:先進医療特約や患者申出療養特約をつけるか否か選ぶ

公的医療保険の適用外となる最先端の治療を受ける際は、全額自己負担となります。
それをカバーする保険に加入するか否かという選択です。
治療によっては、多額の出費をともなう可能性があるので加入することをおすすめします。

ポイント4:掛け捨てタイプか貯蓄タイプかを選ぶ

現在の医療保険は、掛け捨てタイプで保険料を安く抑えているものが主流ですが、掛け捨てがもったいないと感じる方は、貯蓄機能を備えた医療保険もあるため、ご自身のお考えや保険料の支払いが家計に影響がないか、比較検討してみましょう。

まとめ

大人が入院した場合とは異なり、子どもが入院すると思わぬ出費がかさむことや収入が減る事が予測されます。
医療保険に加入していれば、入院日数に応じで給付金を受け取ることができるので、経済的な不安なく看病ができます。
家計の状況を踏まえて、子どもの医療保険が必要かどうか一度、考えてみてはいかがでしょうか。



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