自営業者の年金は少ない?老後資金の対策について
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自営業者の年金は少ない?老後資金の対策について
自営業者やフリーランスで働く方は、会社員と異なり退職金がありません。
また、老後に受け取る公的年金も、会社員は厚生年金からの老齢厚生年金と、国民年金からの老齢基礎年金の2種類を受け取ることができるのに対して、国民年金からの老齢基礎年金のみです。
今回は自営業者やフリーランスの方が老後に受け取れる国民年金についての詳細と、不足分に備える方法について詳しく見ていきましょう。
老齢基礎年金の受給要件
老齢基礎年金は、保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある場合に、65歳から受け取ることができます。
20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料を納めた方は、65歳から満額の老齢基礎年金を受給できます。
令和3年4月分からの満額の年金額は、780,900円です。
保険料を全額免除された期間の年金額は1/2(平成21年3月分までは1/3)となりますが、保険料の未納期間は年金額の計算の対象期間になりません。
令和2年度 (月額) |
令和3年度 (月額) |
|
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国民年金 (老齢基礎年金(満額):1人分) |
65,141円 | 65,075円 (▲66円) |
厚生年金※ (夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額) |
220,724円 | 220,496円 (▲228円) |
※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。
出典:「令和3年度の年金額改定について」(厚生労働省)
(https://www.mhlw.go.jp/content/12502000/000725140.pdf)
自営業者の受け取る年金は、会社員よりも月額で10万円以上も少ないのです。
これでは老後の基本的な生活費を賄うのも厳しいでしょう。
自営業者、フリーランスの方の老後資金対策
小規模企業共済や国民年金基金、個人型確定拠出年金(iDeCo)などさまざまな制度があります。
生命保険会社から加入が出来る個人年金保険や、できるだけリスクを抑えながら、長期的に資産運用ができる保険も有効です。
詳しくはこちらもご覧ください。
老後資金準備してますか?準備のススメ
詳しく知るまとめ
職業によって加入する年金が異なり、将来受け取れる年金額も異なります。
ご自身やご家族は将来いくら年金がもらえるのか、不足分はいくらになるのかを知り早めに対策をはじめると安心です。
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