保険の新規加入から見直しまで~無料保険相談を上手に活用するための厳選ポイント

Column

保険の基礎知識
保険の新規加入から見直しまで~無料保険相談を上手に活用するための厳選ポイント

新社会人になったり結婚したり子供が生まれたり、ご自分のライフステージに変化があったことをきっかけとして保険への加入や見直しを考えることも少なくないと思います。

でも、いざ保険を考えようと思っても、「保険」は内容が複雑なうえに形が見えないものですから、わからないことだらけという方もけっこういらっしゃるでしょう。とくに初めての場合は、よくわからないのは仕方がないことです。

そんな、保険への加入に迷ってしまうという方には、親身に相談に乗ってくれる「保険ショップ」という窓口が用意されています。また、近くに保険ショップが無いという方のために、保険の知識が豊富なファイナンシャルプランナー(FP)が相談のために訪問してくれるサービスも存在します。そして、最近ではオンラインでの保険相談にも対応している保険代理店も見られます。

ここでは、より自分にピッタリな保険に加入するための近道である「保険相談」について、その活用方法とメリット・デメリットなどのポイントをご紹介していきます。

⇒無料保険相談のさまざまな方法についてはこちら

1.なぜ保険加入は難しいと思われるのか

1-1 まずは保険を調べることから始めるが……

では、そもそも保険が難しいと思われる理由はなんなのでしょうか。上でも述べましたが、モノのように形が見えない商品であるということに加えて、以下の理由が考えられます。

たいていの方は何かを手に入れようとすると、商品が置いてある店に行くか、ネットや出版物などで調べることから始まります。これが保険の場合、いきなり保険会社に行って「○○保険に入りたいんですが」とはなりませんよね。 したがって、多くの方はネットや出版物を調べることになります。

しかし、今の世の中、たくさんの情報があふれ、数多くのサイトや出版物にいろいろなことが書かれています。どの記事も細かく丁寧で、一見するとこれですべてが解決するような気がしますが、読んでみるとどれもこれも必要に思えたりするなど、かえって迷いが大きくなったりしてしまいがちです。要するに情報量が多すぎるのです。

また、そのような記事は幅広い層に向けて一般的なことが書かれていることが多いため、一人一人の状況に合ったきめ細かいアドバイスはなかなか得られません。せいぜいモデルケースを参考にするくらいだと思われます。

さらに保険が難しいと思われるのは、もう1つ理由があります。

1-2 保障の必要性が整理できていないと保険は難しい

たとえば車を買おうと思った場合、SUVやスポーツカーなどといった車の形、好きな色、年式、内装などの情報がわかれば、エンジンや足回りなどの走行性能にこだわりがある方以外は、おおよその候補を選ぶことができるでしょう。

ところが保険の場合、保障(補償)の範囲・期間・内容によって商品が細かく分かれています。それに加えて、ベースの保障にプラスできる特約も含めて考えると、より複雑になっていきます。

また、生命保険の場合は性別・年齢・健康状態によって、損害保険の場合は対象となる建物や財産によって保険料が違います。商品と値段の組み合わせとして保険の種類を考えると、まさに千差万別と言えるでしょう。

保険に入るうえで考えるべき要素

損害保険と違って生命保険の場合は、自分のライフステージや将来設計を考えないと適切な保障金額の見定めはむずかしいと言えます。今必要な保障は? 子供ができた段階で備えておきたい保障は? 老後の生活資金は大丈夫か? など、若いうちから将来のライフプランを考えている方は多くはないでしょう。

つまり、「自分のライフプランから考えて、どのような保険(保障)が必要なのか?」というポイントの整理の難しさが、保険選びを難しくしている最大の理由だと考えられるのです。

それでは、どうやってライフプランを考え、保障の必要性を整理していくのでしょうか。ライフプランの作り方を解説している記事は数多くありますので、そういったものを参考にしながらご自分で必要な保障を考えていくもの1つの方法です。

でも、「そんなこと今までやったことがない」という方がほとんどでしょう。じっくり取り組む時間も限られているかと思われます。そんなときは思い切って「保険ショップ」に相談してみるのもいいかもしれません。

保険ショップでは、担当者がお客様一人ひとりに合わせてライフプランを設計し、ライフプランから考えられるリスクを導きだし、そのリスクに対して備えるための具体的な保険の提案をしてくれます。もし担当者の提案が気に入ったらその場で契約することもできますし、もちろんいったん持ち帰って家でじっくり検討することもできます。

基本的に保険ショップは無料で相談ができますから、一度軽い気持ちで「自分にはどういう保険が必要なんですか?」とプロに聞きに行ってみるのも良いかもしれませんね。担当者は保険のプロですから、そのアドバイスは「自分に合った保険を見つけるための手がかり」になるはずです。

次章では保険相談のいいところと気をつけたいところを考えていきます。

2.保険相談のメリット・デメリット

2-1 保険ショップとは保険の相談に乗ってくれる窓口

保険相談のメリットとデメリットをお伝えする前に、まずは「保険ショップ」とはどのようなところかを簡単に説明しておきましょう。

ふつう「保険ショップ」と言われるのは、保険会社が直接管轄している支店や営業所ではなく、複数の保険会社の商品を取り扱っている保険代理店の店舗のことを指します。なかにはオフィスビル内に「支店」や「営業所」という名前で相談コーナーを設けている会社もあります。

都市部ではショッピングモールや商店街の一角などでお店を構えていることが多いです。地方では郊外の道路沿いに単独でお店を設置しているところもあります。

保険ショップ

お店の名前は「保険○○」「○○ライフ」「○○プランニング」「○○コンサルティング」などといったものが多くみられます。入口のそばには各社のパンフレットが置いてあり、保険の相談ができるコーナーが設けられています。

なお、保険ショップのなかには実店舗を構えずに訪問相談専門の会社もあります。

2-2 保険相談のメリット

まずは保険相談のいいところからみていきましょう。

■気軽に立ち寄れる
都市部ではショッピングモールや繁華街の一角にお店がありますので、買い物や行楽のついでなどに立ち寄ることもできます。郊外店では駐車場が完備されているところもあり、気軽に訪れることができます。

最近ではキッズルーム授乳室を備えているお店も少しずつ増えてきていますので、小さなお子様や赤ちゃんと一緒でも心配はいりません。また、お店によっては18時以降も受け付けしているため、仕事の帰りに相談することもできるでしょう。

■無料で相談できる
相談料は何回相談しても無料ですので、安心して利用できます。

■保険の知識は不要
相談を申込むと保険に詳しい担当者が親身になってあなたのお話を聞いてくれます。「どうして保険に入りたいと思ったのか」「どういう生活スタイルを考えているのか」「不安に感じていること」「家族の状況」などを率直に伝えることで、あなたのライフステージやライフプランを考慮しながら、必要な保険を提案してくれるはずです。

保険関連の資格を持っている担当者も多いので、ご自分では気づいていないリスクも発見してくれるなど、より的確なアドバイスが期待できます。

■複数社の商品を扱っている
保険ショップは通常、複数の保険会社の商品を扱っています。したがって、各保険会社の類似商品を比較しながら特長を説明してくれたり、加入する候補を絞ってくれたりします。

これをご自分でやろうとすると、各社のホームページを見て商品を比較したり、より詳しい情報を得るために各社から資料を取り寄せたりと、かなり大変な作業となります。保険相談することにより、なにより手間と時間を節約できるのです。

また、複数社の商品を扱っているということは、当然のことですが商品の数も豊富です。もしも提案された商品を「いまひとつだな」と感じたら、「もっとこういうものはありませんか?」と聞いてみることができます。あなたのご希望に合った商品を見つけてくれるかもしれません。

■保険の見直しも可能
現在すでに保険に入っていて、「保障を追加したい」「保険料を節約したい」といったご希望から保険の見直しをするときも保険相談は有効です。現契約の保険証券や約款を見てもらい細かな条件や保障内容まで把握してもらうことで、より相談者の希望に沿った形の見直し提案をしてもらえる可能性が高くなるはずです。

■訪問相談も申し込める
保険ショップは全国に数多くありますが、地域によってはお近くに保険ショップがないというケースも考えられます。あるいは、交通手段や時間の問題で「お店まで出向くのは大変」という方もいらっしゃるかと思われます。そういった場合に訪問で相談に対応してもらえる保険ショップも増えています。

また、訪問相談専門の会社もあります。訪問相談を申込み、日時と面談場所(自宅・近所の喫茶店・職場など)を電話やメールなどで指定すると、相談にのってくれる担当者に来てもらえます。

■オンラインでも保険相談ができる
新型コロナウイルス感染防止を目的とした三密回避に対応するため、ショップのスタッフや訪問コンサルタントに直接会わなくても保険相談ができる方法として、ネット回線を使ったオンラインでの保険相談が注目されています。

コミュニケーションツールとして日常的にパソコンやスマートフォン、タブレットなどの通信機器を利用している方であれば、チャットやオンライン会議のような感覚で利用できます。

実際にオンライン保険相談を利用する手順は、①相談申込み時に「オンライン相談」を希望する②担当スタッフからオンライン相談の日程と接続方法に関する連絡が入る③接続アドレス・パスワードなどの情報が提供される④相談当日に担当スタッフから連絡が入りオンライン接続されたら相談開始、という流れが通常です。

最近では店舗での相談を受け付けている保険ショップでも、オンライン保険相談に対応しているところが増えています。オンライン保険相談では担当者に直接会わなくてもお互いの顔が見えるのはもちろん、パンフレットなどを画面に表示させながら確認できますので、電話やメールに比べて、より具体的かつ深い相談ができると言えるでしょう。

■保険以外のことも相談にのってくれるケースも
保険相談に応じてくれる担当者は税金や相続にも詳しい方が多いので、場合によっては節税方法や相続対策なども相談にのってくれるかもしれません。ただし、担当者も仕事ですので、あまり無理な相談は控えたほうがよさそうです。保険相談で仲良くなっておけば、別の機会に正式に相談を依頼することもできるでしょう。

2-3 保険相談のデメリット

保険相談で注意するべき点も忘れずにご説明しておきましょう。

■担当者の得意・不得意分野がある
たとえば医療保障の相談をしたいのに自動車保険を専門とする担当者に相談した場合には、適切なアドバイスや提案がもらえない可能性があります。保険は種類が多いので、担当者によって得意・不得意分野があることを理解しておきましょう。

保険相談サイトには担当者の得意分野が掲載されていることもありますので、ご自分が相談したい内容に合わせて、その分野を得意としている担当者をお願いすると良いでしょう。

■担当者との相性
相談を受けてくれる担当者と「どうも合わないな」と感じることがあるかもしれません。人間同士なのである程度は相性というものがあります。ですので、担当者の年齢や経験したライフイベントなどがわかる場合には、ご自分と同じような年代やライフステージの方に相談をしてみるのも1つの解決策と言えます。

女性の方は女性の担当者を指名できるところもありますので、依頼してみてはいかがでしょうか。

■取扱保険会社が限定される
先ほどメリットのところで、保険ショップは複数の保険会社の商品を扱っていることを説明しましたが、それでもご自分が話を聞いてみたい保険会社の商品を扱っていない可能性はあります。手元にパンフレットなどがあれば持参して、その保険ショップで似たような商品を扱っていないか聞いてみることはできます。

どうしてもという場合は、ご自分が気になっている保険会社の商品を扱っている保険ショップをネットなどで探してみましょう。きっと見つかるはずです。

■ネット限定の商品を扱っていない
保険商品のなかにはネット申込み限定のものが存在します。こういった商品は、保険の販売担当者が対面で保障内容を説明したり申込み書類を取り扱ったりする手間が省けるため、保険料が割安になっているケースが少なくありません。

ネット上に書かれている商品概要、重要事項、注意喚起情報など、商品に関することをすべて理解し、他の商品と比較検討するとともに、申込みまで完結できる方にとっては、対面での保険相談は不要であると言えるかもしれません。

■訪問相談可能なエリアが限定されている
これはなにも保険相談に限ったことではありませんが、訪問できるエリアが限定されていることがあります。保険相談は基本的に無料で対応してもらえるため、店舗やオフィスから遠く離れた地域の場合、時間と費用などの関係から、ある程度は仕方がないことでしょう。


最後に、「保険ショップに行くと強引な勧誘を受けて申込みしなければいけなくなるのでは?」といった不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。もちろん、保険ショップは保険を売るのが仕事ですから、ある程度の勧誘を受けることは理解しておかなければいけないでしょう。

でも、ご安心ください。

実は保険の販売方法に関しては、法令でとても厳しく規制されているのです。もちろん、強引な勧誘は禁止されていますし、ユーザーが不利になることを説明しなかったりすることも禁止されています。保険に入ろうとする方の意向を十分に把握する義務も課されています。

どの会社も上記のような規制を受けながら運営していますので、そんなに警戒する必要はないでしょう。「相談はちょっと……」という方はパンフレットだけもらって帰るのも大丈夫です。

保険についていろいろ知りたい、入りたいんだけどよくわからない。そう思った方は、街中で保険ショップを見かけたら気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ:保険相談をうまく活用して自分にピッタリの保険を見つけよう

いかがでしたか。
保険相談の最大のメリットは、なんと言っても「あなたの個別の事情に応じた保険の提案をしてくれる」という点です。とくに生命保険の場合は不確かな知識と理解で保険に加入するのは禁物と言われます。もちろん損害保険の場合でも、プロのアドバイスを聞くことに関してデメリットはないでしょう。

保険に迷ったら保険相談を利用してみることをオススメします。

私たち保険見直し本舗でも保険選びのお手伝いをさせて頂いております。保険に関する小さな疑問など、気軽な相談からでも大歓迎ですので、「自分に合っている保険ってなんだろう?」と少しでも疑問をお持ちの方は、ぜひご連絡ください。経験も知識も豊富な保険のプロとして、コンサルティングアドバイザーが誠心誠意ご対応いたします。

心よりお待ちしております。

⇒無料保険相談のさまざまな方法についてはこちら