うつ病でも保険に入れます。うつ病の方でも申し込みやすい保険3選

Column

保険の基礎知識
うつ病でも保険に入れます。うつ病の方でも申し込みやすい保険3選

何かあった時心配だから保険を調べてるんだけど

僕は前からうつ病だから保険はあきらめているよ。

ちょっと待って、今はそんなことないみたいよ!

えっ!そうなの??

「そもそも本当にうつ病でも保険に加入できるの?」
「うつ病だから保険は無理だとあきらめている……」

うつ病の方の中には、以前に保険に加入しようとして断れた経験などから、上記のように思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

たしかにうつ病は、保険に加入しにくくなる病気の一つです。とはいえ、以前と比べて「うつ病でも加入しやすい保険」は増えています。

もちろん、一口に「うつ病」といっても、人によって入院の有無、飲んでいる薬の種類、治療期間など、その程度は変わってきますから、「うつ病の誰もが保険に入れる」ということはありません。しかしながら、現在では「うつ病=保険に加入できない」と考えるのは少し短絡的だと言えるでしょう。

では、具体的にうつ病でも加入しやすい保険としては、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、うつ病でも加入しやすい代表的な保険を3種類ご紹介していきます。

自分に保険は無理だ!と決めつけずに、まずはこの記事に目を通してみてください。もしかしたら、あなたの条件にあった保険が見つかるきっかけになるかもしれません。

1.病気やケガ、亡くなったときの保障なら「引受基準緩和型の生命保険・医療保険」

「亡くなったときや入院・手術をしたときの保障があったら安心だな」
うつ病の方がそのように思われたときに検討すべき保険が、引受基準緩和型の生命保険・医療保険でしょう。

保険に加入しようと思ったら、申込み時に自分の健康状態を申告する「告知」を行わなくてはなりません。保険会社は、告知された健康状態と、引き受けできる健康状態の基準(引受基準)を照らしあわせて、「このお客様を保険に加入させても良いかどうか?」を判断します。

「引受基準緩和型」とは、「健康状態による加入の可否の基準を緩くしてある」という意味です。言葉をかえると、引受基準緩和型の生命保険・医療保険は、うつ病を含め持病や既往症があっても加入しやすい保険だと言えるのです。

実際に引受基準緩和型の生命保険・医療保険の告知は、いくつかの「はい/いいえ」で答えられる質問のみで、それらがすべて「いいえ」であれば加入することができます。保険会社によっても変わってきますが、基本的に引受基準緩和型の生命保険・医療保険の告知で問われるのは以下のような項目です。

  • ■引受基準緩和型の生命保険・医療保険の告知のイメージ
  • 〇最近3か月以内に医師から入院・手術・検査などをすすめられたかどうか
  • 〇現在入院中かどうか
  • 〇過去2年以内に入院や手術があったかどうか
  • 〇過去にがんや上皮内新生物があると診断されたかどうか

つまり、うつ病であったとしても、最近入院・手術・検査をすすめられていなかったり、しばらく入院をしていなかったり、がんなどの経験がなければ、引受基準緩和型の生命保険・医療保険には加入できる可能性があるのです。

健康状態による加入のハードルを下げているので、「通常の生命保険や医療保険よりも保険料は割増」「最初の1年間は保障が半分」といった条件がつきますが、それを除けば健康な方と同じように一生涯タイプの入院保障、手術保障、死亡保障などを準備することができるものもあります。さらに、他の病気と変わらず持病に対しても保障が使えるところも嬉しいポイントでしょうか。

以前の引受基準緩和型の生命保険は、うつ病を始めとする精神疾患をお持ちの方は加入が難しいものが多かったのですが、今では上記のようなうつ病でも加入しやすいタイプも増えています。

うつ病の方が、病気やケガで入院・手術をしたときや、万が一のことが起こったときの保障を備えたいのなら、引受基準緩和型の生命保険・医療保険は検討してみる価値がありそうです。

2.引受基準緩和型への加入が難しかったら……「無告知型保険の医療保険・生命保険」

先ほど引受基準緩和型の生命保険・医療保険は、「健康告知が緩くなった保険」だとお伝えしました。しかしお伝えしたように、いくら健康告知が緩い保険だといっても、たとえば2年以内に入院や手術があったり、重い持病や既往症があったりすると、加入が難しいケースも考えられます。

それに対して、無告知型の生命保険・医療保険「そもそも健康告知を設けていない保険」です。つまり、無告知型の生命保険・医療保険では、ほぼ健康状態によって加入を断られることがないため、うつ病の方も申し込みやすい保険だと言えます。

しかし注意したいのは、無告知型の生命保険・医療保険の場合、健康状態に関わらず加入しやすい分、保険料がかなり割増されていたり、保障に厳しい制限が設けられていたりすることが一般的です。

たとえば医療保険でいうと、契約から2年間は持病に対する保障がない、死亡保険でいうと契約から1年間のうちに万が一のことがあったとしても払い込んだ保険料分しか返ってこない、といった制限があります。そして、無告知型の生命保険・医療保険は、そのうえ保険料もかなり割増となっています。

無告知型は、引受基準緩和型への加入が難しいときに検討の余地はありますが、加入の検討は慎重におこなうべきだと言えそうです。

3.うつ病でも意外に申し込みやすい「がん保険」

がん保険は、がんの保障に特化した保険です。もしも、がんになった場合に、診断一時金、入院給付金、通院給付金といった保障を受け取ることができます。

一般的にがんは、他の病気と比べて治療費がかかりますし、日本人の2人に1人がかかる病気だと言われています。その意味で、がん保険は誰にとっても必要性の高い保険だと言えるでしょう。

とはいえ、「たしかにがん保険はあったほうが良いけれど、うつ病の治療中だったら入れないのでは?」と思われたかもしれません。あるいは、以前に通常の生命保険への加入を断られたショックから、自分はがん保険にも加入できないと決めつけていませんか?

実はがん保険については、うつ病の方であっても、今までにがんにかかった経験がなかったり、特定の検査で異常を指摘されていなかったり、現在入院中であったりしなければ、十分に加入できる見込みがあります。

先ほど少し触れたように、がん保険の保障はがんに特化していますから、申込み時に求められる告知もがんに関するものに絞られています。ですから、もしもうつ病の治療中でも、がんに関わる病気の経験がないのであれば、まずはがん保険から検討してみるのも良いのではないでしょうか。

まとめ:目の前の加入できそうな保険に飛びつくべからず!

いかがでしたか?
ここでは、うつ病の方でも加入しやすい代表的な保険についてご紹介してきました。

おさらいになりますが、うつ病でも加入しやすい保険としては以下の3つが挙げられます。

  • ■うつ病でも加入しやすい保険
  • 〇引受基準緩和型の生命保険・医療保険
  • 〇無告知型の生命保険・医療保険
  • 〇がん保険

もしも、うつ病の方がこの記事を読んで「自分でも加入できる保険があるんだ!」と思って頂けたのなら、これに優る喜びはありません。

とはいえ、手のひらを返すようですが、加入できそうな保険が目の前にぶら下がっているからといって、すぐにその保険に飛びつくことは禁物です。いくら加入できそうな保険があったとしても、保険で一番大事なのは「自分にとってその保険が本当に必要かどうか」です。

自分にとって必要な保険を判断するためには、あなたの年齢、職業、家族構成、ライフプランなどを含めて総合的に判断していかなければなりません。そして、自分の状況をかんがみて保険が必要であれば保険を検討する、というのが正しい手順でしょう。

大事なことなので繰り返しますが、加入できそうな保険があるから保険を検討するのではありません。自分にとって保険が必要であることが明確になり、かつ加入できそうな条件に合った保険があるから保険を検討するのです。目的を見失わないにすることが大切です。ぜひ心に留めておいてください。

「でも、自分に保険が必要かどうかなんて良くわからないし、そんなことを考えるのは面倒だな……」

中には、今までの話を聞いていて、そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。そのようなときには、プロの助言に耳を傾けてみるのも一つの手です。保険のプロに相談をすれば、「自分に必要な保険」や「自分の健康状態でも加入しやすい保険」について懇切丁寧に教えてくれます。

保険見直し本舗にも、知識と経験が豊富な多くのプロとしてコンサルティングアドバイザーが多数在籍しています。皆さんの保険のお悩みについて、無料で一つ一つ丁寧にお答えいたします。まずは一度、お気軽にご相談をお寄せください。

心よりお待ちしております。

⇒無料保険相談のメリット・デメリットと上手に活用するための厳選ポイントは?