学資保険の選び方!わが子のために知っておきたい3つの大切なこと

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保険の基礎知識
学資保険の選び方!わが子のために知っておきたい3つの大切なこと

子供のために学資保険を選ぼうとしたものの、学資保険を選ぶ基準が分からないという方は多いのではないでしょうか? 特に学資保険は子供の将来を左右しかねない保険のため、なんとしても失敗は避けたいところです。

そこで、ここでは学資保険を選ぶ上での基本的なポイントを分かりやすくお伝えしていきます。

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1.学資保険は何のため?

1-1 保険選びの大前提~目的の設定~

保険選びで大切なのは「保険に加入するための目的を明確にすること」です。何のために保険に入るのかを明確にし、その目的から逆算するように適切な保険を選んでいきます。

具体的にいえば、保険選びのステップは次のようになります。

  • 1.何のために保険に入るのか
  • 2.その為にはどんな保障内容が必要か
  • 3.その条件にフィットした保険商品は何か

保険選びでの失敗の多くは、自分自身のニーズと保障内容のミスマッチに起因しています。上記の手順を踏めば、きっとあなたの希望に沿った保険が見つかるはずです。

1-2 学資保険の目的~教育資金の積立と子供の医療保障の確保~

では学資保険に加入する目的としては、どのようなものがあるのでしょうか? 大きく分ければ、「教育資金の積立」と「子供の医療保障の確保」の2種類に分けることができます。それぞれ簡単に見ていきましょう。

■教育資金の積立
子供にかかるお金のなかで、大きなウェイトを占めているのが教育資金です。小学校から大学までの学費はもちろんですが、場合によってはそのほかにも塾や習い事などの費用もかかってくるでしょう。特に進学の段階では、入学金や授業料、学習用品の費用などの出費により、家計への負担が大きくなります。

学資保険へ加入する目的の1つは、そのような教育資金の負担が大きくなる進学の段階にそなえて、まとまった保険金を受け取れるようにしておくことです。

■子供の医療保障の確保
もしも病気やケガをした場合、入院・手術の費用がかかります。日本では公的医療保険制度が充実しているとはいえ、病状や治療の内容によってはかなり大きな医療費の負担が発生するケースもあります。

特に子供が病気やケガをしたら、多少医療費が大きくなったとしても、できるだけ手厚い待遇や治療を受けさせてあげたいという方も多いのではないでしょうか? そうした子供の病気やケガによる入院・手術に対する備えも、学資保険へ加入する目的の1つです。

以上、学資保険への加入目的として「教育資金の積立」「子供の医療保障の確保」の2つを見てきましたが、学資保険を選ぶ最初のステップは、そのどちらを優先的に考えるのかという点です。その目的によって学資保険を選ぶときに着目するポイントも大きく変わってきます。

なお、次章以降では教育資金の積立を目的とした学資保険の選び方を中心にご説明していきます。子供の医療保障の確保が目的の場合、学資保険だけにこだわることなく、医療保険なども含め広い視野で保険を検討したほうが良いからです。

子供の医療保障を確保するための保険についての詳しい記事は別途記載しておりますので、ぜひそちらをご覧いただければ幸いです。

⇒子どもの医療保険が持つ「保険以外」の大きな意味

2.学資保険選びの3つのポイント

教育資金の積立としての学資保険の保障内容を決めるうえで重要なポイントは、「返戻率」「満期/満期保険金」「払込期間」の3つです。言いかえると、

  • 1.どのくらいの貯蓄性があるのか
  • 2.いつ・どのくらい保険金を受け取るのか
  • 3.いつまでに保険料の支払いを終えるのか

この3つのポイントを明確にするということです。

2-1 返戻率~どのくらいの貯蓄性があるのか~

基本的に学資保険は、一定期間のあいだ毎月保険料を支払い、満期を迎えたときに満期保険金を受け取る形式が一般的です。

学資保険で教育資金の積立を考えるのなら、少ない保険料でより多くの保険金を受け取れるに越したことはないのですが、保険商品や保険会社によってその割合は異なります。そのときに参考になるのが、「支払う保険料の総額」に対する「受け取る保険金の総額」の割合を示している「返戻率」です。この返戻率が高ければ高いほど、少ないコストで大きなリターンを得られるということですから、貯蓄性に秀でていることを意味しています。

返戻率の計算方法は以下の通りです。

返戻率(%) = 受け取る保険金の総額 ÷ 支払う保険料の総額 × 100

学資保険のなかには返戻率が100%を上回るものも存在します。ただし、医療保障や死亡保障といった特約を付加した場合、その分返戻率が低くなるケースもあるので、その点には注意しましょう。

2-2 満期と満期保険金~いつ・どのくらい保険金を受け取るのか~

ほとんどの学資保険では、満期時に満期保険金を受け取れます。そして、それを子供の教育資金のサポートに充てるのが一般的です。

そこで悩ましいポイントの1つが、満期の時期と満期保険金の金額の設定ではないでしょうか。それぞれどのような基準にそって決めれば良いのか、順を追って見ていきましょう。

2-2-1 満期の時期は大学進学の前後に!

前に述べたように、学資保険では満期時に大きな保険金を受け取れるものが一般的です。最も重要なのは、いつ子供の教育資金の出費が大きくなり、学資保険の満期保険金が必要になるのかという点でしょう。それに合わせて満期の時期を設定する必要があります。

ですが、学資保険を検討するのはまだ子供が小さい時期ですから、将来子供がどのような進学ルートをたどるのかを正確に予測するのは難しいと言えます。それでも、おおよその見通しをつけておくことは可能です。

子供の進学ルートにおいて、もっとも教育費用が膨らむのは大学に進学する段階だと言われています。大学入学時には、進学する大学の初年度授業料や初年度納付金のほかにも、受験費用やすべり止めのために受験した大学への納付金など、短期間のうちに大きな費用がかかり、家計への負担が大きくなります。それに合わせて、学資保険の満期の時期は、子供が大学に進学する前後に設定しておくと良いかもしれません。

2-2-2 満期保険金は200万円前後が目安!

満期の時期を子供の大学進学の前後に設定するとして、では満期保険金の金額はどのくらいに設定すれば良いのでしょうか。

文部科学省の「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果」によれば、私立大学の年間授業料は平均930,943円、入学料は平均245,951円、施設設備費は平均180,186円となっています(*1)。すなわち、私立大学へ入学する際には、初年度の費用で136万円程度が必要になる計算です。

それに加えて、受験費用やすべり止めのために受験した大学への納付金なども含めれば、さらに出費はふくらみます。もちろんそれぞれのご家庭の事情によっても異なりますが、基本的に学資保険の満期保険金は200万円前後を目安にすると良いと言えそうです。

2-3 払込期間~いつまでに保険料の支払いを終えるのか~

多くの学資保険は、満期を迎えると同時に保険料の払込も終わります。つまり、満期と払込期間が一致しているのです。

ですが、保険会社や保険商品によっては払込期間を選べるものが存在します。たとえば、契約時にすべての保険期間分の保険料を一括で納める全期前納払い10年払い15年払いなど「短期払い」に設定できるケースがあるのです。

短期払いにするメリットとしては、満期まで保険料を払い続ける場合と比べて、返戻率が高くなることが挙げられます。その一方で、通常よりも短い期間で保険料を支払い終えなければならないので、月々の保険料は高額になります。

短期払いにすることで返戻率が高くなるメリットはありますが、その分月々の保険料が高くなってしまうので、家計に無理のない保険料の範囲で払込期間を選びたいところです。

3.学資保険で見落としがちのポイント

前章では「返戻率」「満期/満期保険金」「払込期間」といった基本的な部分について見てきました。ここでは、「契約者の名義を誰にするか」「特約はどうすれば良いか」「加入のタイミングはいつがいいか」など、もう少し細かい点について考えてみましょう。

3-1 契約者は誰にする?

学資保険を加入する場合、原則的に契約者の名義は子供の保護者になります。とはいえ保護者と言っても、両親から祖父母までさまざまな候補が挙げられます。では、どのような観点から契約者の名義を決めれば良いのでしょうか?

まず前提として、学資保険の保険料は子供と契約者の年齢や健康状態によって算出されます。ですから、基本的にはより保険料が抑えられる方を契約者にしたほうが良いと言えます。

ただし学資保険には、育英年金や保険料払込免除特則といった、契約者に万が一のことがあった際に備え、残された子供の教育費や生活費をカバーするための特約を付加することができます。その場合、世帯収入の占める割合の多い方(その世帯の家計を支えている方)を契約者にするのがベストです。なぜなら、育英年金や払込免除特則は、より多くの収入を得ているご家族の方に万が一のことが起こってしまい、子供の生活費や教育資金の工面が難しくなった時にこそ必要となるからです。

ただし、保険料払込免除特則を付加することによって保険料がアップするため、その分だけ返戻率は低くなります。場合によっては元本割れしてしまうこともありますので、付加するかどうかは慎重に検討しましょう。

3-2 特約の種類はどうする?

学資保険の特約は大きく分けて、医療保障死亡保障に分けられます。

医療保障の特約には、入院給付金特約や手術給付金特約があります。これらは、病気やケガにより入院や手術をした場合に、入院日数や手術の種類に応じて給付金を受け取ることができます。

もう1つは死亡保障の特約です。基本的には、契約者(ほとんどの場合は保護者)に万が一のことがあった時に、子供の学費が途切れないようにするための特約と言えます。

代表的なものは「育英年金」「保険料払込免除特則」でしょうか。いずれも契約者が死亡もしくは高度障害状態に陥ったケースを想定した特約になります。育英年金の特約を付加していれば、契約者に万が一のことが起こった場合、年に一度、年金形式で給付金を受け取ることができます。保険料払込免除特則は、契約者に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料の支払いを免除する特約です。

学資保険は「子供のために」という名目の保険ですから、ついつい様々な特約を付加したくなります。

ですが注意すべきなのは、学資保険において「特約の充実」と「返戻率の上昇」は両立しにくいということです。基本的には、支払う保険料総額が同じ場合、特約を充実させたら返戻率は低下しますし、逆に返戻率を上げようとすると特約は手薄になります。

ですから、特約を選ぶ際は、そもそも「教育資金の積立」と「保障の確保」、どちらのために学資保険を検討しているのか、改めて目的を明確にすることを意識すると良いかもしれません。

3-3 加入のタイミングはいつがいい?

一般的に学資保険に加入可能な年齢は、子供が0歳から7歳の間です。では、どのタイミングで加入するのが良いのでしょうか?

原則的には、加入は早ければ早いほど良いと言えます。主な理由としては2つ挙げられます。

  • ・保険料が安くなる
  • ・返戻率が高くなる

逆に早期加入しないことによるリスクとしては、申し込みの際に契約者(ほとんどの場合は保護者)と被保険者(子供)の健康状態を問われるため、病気やケガがあった後では加入が難しくなることも考えられます。

また、妊娠の経過が良好であれば、妊娠中(出産予定日の140日前)から加入できる学資保険も最近は増えてきています。

出産後は役所関係の事務手続きや親戚への挨拶回り、いただいたお祝いに対するお返しなど、多くのやるべきことが控えています。そうなると保険のことはつい後回しになってしまいがち。比較的時間の余裕がある妊娠中に、学資保険の手続きを済ませておくのも良いかもしれません。

まとめ:まずは目的を明確にして、自分に合った学資保険選びを!

いかがでしたか? ここでは、

  • ・学資保険を選ぶときには「教育資金の積立」「子供の医療保障の確保」のうち、どちらが目的なのかを明確にする
  • ・学資保険の保障内容のポイントは「できるだけ返戻率が高いものを選ぶ」「満期/満期保険金の基準は17~18歳/200万円前後」「払込期間は短い方が返戻率は上がるが、月々の保険料負担は大きくなるので、家計とのバランスで決める」
  • ・そのほかにポイントとして「契約者の名義は保険料や付加する特約に合わせて決める」「特約は医療保障と死亡保障が一般的だが、返戻率を重視するなら付加しないのも1つの方法」「加入時期が早ければ早いほど返戻率が上がりやすく、保険料負担が軽くなりやすい」

など、学資保険の選び方についてお話しました。

この記事では学資保険を選ぶ際の基本的なポイントをお伝えしましたが、なにもこれで保険選びは終わりではありません。ようやくスタートラインです。先ずここから目的に応じて一つ一つのポイントを整理し、そのうえでプランの全体像を描かなければいけません。

それが定まったら次は具体的な商品の選択ですが、保険会社と保険商品は無数にあります。その中から自分に合ったものをピンポイントで絞り込むのは決して容易ではないでしょう。ただでさえ仕事や家事で忙しいなか、その合間を縫って保険を検討するとなれば、まさに至難の業と言えます。

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