万が一のときの経済的な負担に備えるという意味で、保険のほか「都道府県民共済(以下、県民共済)」という選択肢があります。
今回は、県民共済のメリット・デメリットから、ご自身に向いているのかどうかを知っていきましょう。
県民共済のメリット

まずは県民共済の一般的なメリットを紹介します。
掛け金がリーズナブル
県民共済は営利目的ではなく、あくまでも組合員同士が、いざというときに助け合うための仕組みとして運営されています。
そのため、加入者が毎月支払っていく掛け金の設定がリーズナブルです。
コース別に掛け金が一律
コースによって掛け金が設定されており、年齢や性別、健康状態によって変わることがありません。高齢だったり、持病があったりしてもコストが高くならないのが魅力です。
シンプルでバランスが良い保障内容
県民共済の保障内容は基本的に「医療保障+死亡保障」というわかりやすいパッケージになっていて理解しやすいです。
持病や通院・入院歴があっても入りやすい
一般的な生命保険と比較して、健康状態に関する加入条件が緩やかに設定されています。
割戻金を受け取れることがある
毎年、決算の結果に応じ、余剰金が生まれた場合には、割戻金という形で加入者に還元する制度が設けられています。
県民共済のデメリット
県民共済も良い点ばかりではありません。デメリットもあるので、しっかりと頭に入れておく必要があります。
県民共済で終身の保障は確保できない
県民共済の保障期間は0歳~85歳です。
また60歳以降、保障額が段階的に減少していくため、生涯を通じて十分な保障を用意できるものではありません。
医療保障と死亡保障に個別に加入できない
県民共済の保障は、基本的に医療保障と死亡保障のパッケージになっています。シンプルで選びやすいですが、カスタマイズが難しいという側面があります。
県民共済・民間保険どちらも視野にいれて考えよう
県民共済のメリット・デメリットをお伝えしてきました。
必要な保障はライフステージによって違いますので、県民共済のほか民間の保険も視野に入れながら考えるのがいいでしょう。
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