教育ローンと奨学金の違い、知ってる？似ているようで違うその内容を解説

監修者

ファイナンシャルプランナー
水上 克朗大手金融機関の経験とFPの知識を生かし老後1億円資産の捻出方法を確立。著書に「見るだけでお金が貯まる賢者のノート」などがある。

教育ローンと奨学金、それぞれの特徴

まずは教育ローンと奨学金、それぞれの特徴をご紹介します。

教育ローンは、公的な国の教育ローン（教育一般貸付）が一般的です。
教育にまつわる資金全般が対象になり、一括で振り込まれるため、入学費の準備や引っ越しなど、色々な用途に使えます。 銀行や信用金庫、信用組合などで申込みできる民間の教育ローンもあります。

奨学金（貸与型）

日本学生支援機構の奨学金が一般的に知られています。
貸与型のほかに、学業成績が優秀な場合や家計基準などの条件に該当すれば利用できる無利子の奨学金や、審査と基準が非常に厳しいですが返済の必要のない給付型の奨学金があります。

学費や学生生活の支援を主な目的としているため、定期的に振り込まれる形で、大学や地方自治体などが奨学金を提供している場合もあります。

教育ローンと奨学金の違いを比較

教育ローンと奨学金の違いを見ていきましょう。

教育ローンは保護者が借主となるため、子どもに学費の負担がかかりません。
資金使途、借入額にも幅があり、大きい金額を自由度が高い形で利用できます。

奨学金は金利が低く設定されていて、在学中は無利息であることが特徴です。
また返済も卒業後からになるため、就職後収入を得られるようになってから少しずつ返済ができます。

解説

教育ローン、奨学金はどちらも特徴がありますので、うまく利用すれば家計を助けてくれます。
返済は長期になりますが、計画をしっかり立てれば入学資金の不足分を教育ローンで、学費の不足分を奨学金で補う、といった事も可能でしょう。

先をしっかりと見据えて、かしこく利用していきましょう。