結婚したときに保険の見直しは必要!? 新婚夫婦におすすめの保険の入り方って?

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保険の基礎知識
結婚したときに保険の見直しは必要!? 新婚夫婦におすすめの保険の入り方って?

ご結婚おめでとうございます!!

この記事を今まさに見ているということは、結婚もしくは結婚を予定している方ではないでしょうか? 結婚をして家庭を持つと、子どものことや住宅購入のこと、老後の生活のことなど、改めて夫婦二人で将来について楽しく想いを巡らせる機会も多くなると思います。

そのときに、ふと気がかりなのが保険のこと。今後のライフプランは自分一人ではなく、相手とともに過ごしていくことを前提に考えていかなければなりません。もしも自分に何かがあったときにパートナーに負担をかけないように最低限の保険は備えておいたほうがいいのかな……そんな思いから結婚を機に自然と保険のことが気になり始めることでしょう。

しかし、いざ保険を考えようと思ってもどのように選んでいけば良いのか分からないし、そもそも本当に結婚をキッカケに保険の見直しが必要なのかも分からない……などという方も意外に多いのでは?

そこで、この記事では、「そもそもなぜ結婚を機に保険の見直しが必要なのか?」「結婚をした場合にどのように保険を選んでいけば良いのか?」という新婚世帯が悩みがちな保険の疑問について、分かりやすくお答えしていきます。

この記事を読んで頂ければ、結婚に際して保険をどのように考えていけば良いのか、基本的な知識が身に付くはずです。いざというとき、あなた自身はもちろん、大切な家族を守るために、ぜひ最後までお付き合いください。

1.保険の検討を始めるその前に!

1-1 そもそも結婚したらなぜ保険に入るべきなのか?

そもそも結婚をしたら、なぜ保険に入るべきなのでしょうか。

まず、保険は入院・手術をしたときや亡くなったときの経済的なリスクをカバーするものです。たとえば、入院・手術をしたら治療費がかかってきます。亡くなったときには葬儀費用を始めとした死亡整理金などがいりますし、場合によっては残された家族の生活費も必要になってくるでしょう。保険は、そのような経済的なリスクを補てんするものなのです。

結婚をして家庭を持つということは、パートナーや子どもと一緒に将来にわたり過ごしていくこと。その長い時間のなかで、もしかしたら自分やパートナーに予期せぬアクシデントが起こるかもしれません。そのときにせめて家族に経済的に不自由な思いをさせたくない……そう考えるのは自然なことではないでしょうか。

そんな家族を思いやる気持ちに形を与えるのが保険の役割だと言えるかもしれません。

1-2 すでに加入している保険をチェック!

結婚を境にして保険の具体的な検討に入る前に、しっかりとチェックしておきたいことがあります。それはすでに加入している保険の内容確認です。

自分自身で保険に加入した憶えがなくても、子どもの頃に親がかけてくれていた保険や、就職を機に職場ですすめられて加入した保険など、あまり意識しないまま保険に入っていたというケースも実は良く見られます。

まずは、両親に聞いてみたり、職場に問い合わせたりして、自分にそのような保険があるかどうかを点検してみるところから始めてみましょう。この作業は、新たに保険を考える際に、同じような保障に重複して加入してしまうムダを避けることにつながります。

すでに加入している保険が見つかったら、続けるかやめるかはシンプルに考えましょう。今のライフスタイルに合っているなら継続するべきですし、逆に今の自分のライフスタイルにそぐわないのであれば解約もしくは見直しに踏み切るのも良いかもしれません。継続する場合については、契約者や受取人の名義・住所などの変更手続きをしたほうが良いケースもあるので、その点には注意を払いましょう。

とはいっても、「そもそも今入っている保険が自分に必要かどうかの“基準”が分からない……」という方もいらっしゃるかもしれません。その点については次章以降で詳しく解説していきます。

2.結婚したときにおすすめの保険は?

結婚を機に保険を検討していくとして、どのように考えていけば良いのでしょうか。

結婚したときの保険選びの基準は、家庭のあり方によって大きく変わってきます。たとえば、共働きか片働きか、子どもはいるのかいないのか、そのような一つ一つの家庭の事情に応じて、保険の考え方も選び方も違うのです。

そこで、ここでは家庭のタイプを①片働きの家庭、②共働きの家庭にケース分けし、それぞれの保険の考え方と選び方の“基準”についてお伝えしていきたいと思います。そのうえで、子どもが出来たときにプラスαで考えたい保険に関しても解説します。

また、家庭のタイプ別に検討をおすすめしたい保険もご紹介しているので、ぜひご自身が当てはまるところを参考にしてみてください。

2-1 片働き家庭の保険~一家の大黒柱が揺らいだときの“支え”を中心に~

片働き家庭の保険の選び方を考えていくために、まずは以下のような片働き家庭のモデルケースを想定したいと思います。それをもとに予想される経済的リスクと、それに対して有効な備えとなるおすすめの保険について見ていきましょう。

【片働き家庭のモデルケース】
 夫:30歳(会社員)
 妻:28歳(専業主婦)
 子ども:いない

【片働き家庭の経済的なリスク】
この片働き家庭では、夫は家庭の収入を担っている一家の大黒柱です。そんな夫が病気やケガで働けなくなったら、その間の家庭の収入は途絶えてしまい、生活は苦しくなることが予想されます。

会社員や公務員であれば、病気やケガで仕事を休んでいる間、社会保険から傷病手当金として給料の約2/3の支給を受けられます。しかし、それでも収入の減少や治療費の負担などで生活水準が下がってしまうことは避けられません。

さらに大きい経済的なリスクとしては、夫に万が一のことが起こったときです。残された専業主婦の妻は、大切なパートナーとともに、日々の生活の糧さえも失うことになります。遺族年金などを受け取れる場合があるとはいえ、今まで通りの生活レベルを維持していくことはかなり厳しいでしょう。

このように、夫が病気やケガで働けなくなったときや亡くなったときの経済的なリスクは、最も気を付けたいポイントだと言えます。

また、専業主婦の妻が病気やケガをしたときのリスクも決して低く見積もることはできません。働けなくなることによる収入の減少こそ心配いりませんが、やはり入院・手術をしたときの治療費はかかってきます。

専業主婦の場合、普段は家事に専念して家庭を守っていることが多いでしょうから、妻が入院している間、夫は外食が多くなったり、家事代行サービスを頼んだりすることも考えられます。少し見えにくいかもしれませんが、それらの費用も経済的リスクの1つです。

それに加えて、妻が亡くなったときのリスクについても見過ごせません。たとえ収入が減少することがなかったとしても、誰しも亡くなったときには葬儀費用をはじめとした死亡整理金が必要になりますし、夫は大切なパートナーを失った精神的なショックから少し仕事を休むことなども考えられます。

このように見ていくと、妻が入院・手術をしたときや、亡くなったときの経済的(+精神的)なリスクも小さくはないと言えそうです。

【片働き家庭におすすめの保険】
片働き家庭における保険の基本的な考え方は、収入を得ている一家の大黒柱の保障を重点的に準備し、そのパートナーの保障についても最低限は確保しておくことです。それぞれどのような保険に加入しておくと安心なのかを見ていきましょう。

■医療保険
病気やケガで入院・手術をしたときの医療費の経済的負担に備える保険。保障内容のベースは入院給付金や手術給付金。先進医療特約、がん特約、三大疾病特約など、脇を固めるオプションのラインナップも豊富な商品が多くなっています。一家の大黒柱の分は、比較的に手厚い保障に設定しておくと心強いでしょう。また、入院や手術をしたら費用がかかります。専業主婦の妻の分も保障を準備しておきたいところです。

⇒医療保険ってどんな保険? 基本の「キ」からカンタン解説!

■就業不能保険
病気やケガで働けなくなったときの収入減に対して備える保険。保険会社が定める“就業不能状態”に該当したときに、毎月お給料のような形式で保険金を受け取ることができます。働けなくなるというリスクへの備えになります。仕事をして家計を支えている人はしっかり用意しておくと安心です。

⇒就業不能保険とは一体どんな保険?? 基礎から知りたい方はコチラ!

■収入保障保険(もしくは定期保険)
保険の対象となる人が亡くなったときに、残された家族の主に生活費をカバーする保険。基本的には60歳や65歳など歳満了で満期を設定し、その保険期間中に亡くなった場合に、死亡保険金が残された家族の手に渡るようになっています。仕事で収入を得ているパートナーは加入を検討したいところです。

⇒コスパの良い死亡保険!? 話題の収入保障保険とは?

■終身保険
保険の対象となる人が亡くなったとき、葬儀費用をはじめとした死亡整理金などをカバーする保険。途中解約をしたときに解約返戻金を受け取れるため、万が一のときの保障だけでなく、将来に向けた資金作りに活用されることも多いのが特徴。万が一のときに備えて、夫婦ともに最低限の死亡保障を持っておくと安心でしょう。

⇒早めに加入して割安な保険料で一生の安心を! 終身保険の解説はコチラ!

2-2 共働きの家庭~まずは“働けなくなったときのリスク”から~

共働き家庭の保険の選び方を考えていくために、まずは以下のような共働き家庭のモデルケースを想定したいと思います。それをもとに予想される経済的リスクと、それに対して有効な備えとなる保険について見ていきましょう。

【共働き家庭のモデルケース】
 夫:33歳(会社員)
 妻:30歳(会社員)
 子ども:いない

【共働き家庭の経済的なリスク】
共働きの家庭で心配すべきなのは、病気やケガで働けなくなったときの経済的なリスクです。どちらかが入院・手術をした場合、治療費の支出はもとより、仕事ができなくなり収入が減少してしまいます。

最悪のケースで言えば、介護や長期療養が必要な状態になり、介護費や治療費が支出として膨らむ一方で、仕事による収入は途絶えるという「二重苦」を長期にわたって味わうことになりかねません。

その一方で、夫婦ともに自活できるだけの収入を得ているのなら、万が一のことが起こったときの経済的なリスクは低いと言えそうです。

ただし、夫婦の間で大きな収入の差があるときには要注意。大きな収入を得ているパートナーが亡くなったときに、残された家族は今までの生活水準を保つことが厳しくなるからです。その場合、長期間にわたり生活を保障してくれる備えがあったほうが良いかもしれません。

【共働きの夫婦におすすめの保険】
共働き家庭における保険の基本的な方針は、夫婦ともに働けなくなったときのリスクを中心に考えながら、病気やケガをしたときのリスク、万が一のことが起こったときのリスクへの備えも最低限は確保しておくことです。それぞれどのような保険に加入しておくと安心なのか、見ていきましょう。

■就業不能保険
病気やケガで働けなくなったときの収入減に対して備える保険。保険会社が定める“就業不能状態”に該当したときに、毎月お給料のような形式で保険金を受け取ることができます。働けなくなるというリスクへの備えになります。夫婦ともにしっかりと準備しておきたい保険と言えそうです。

⇒就業不能保険とは一体どんな保険?? 基礎から知りたい方はコチラ!

■医療保険
病気やケガで入院・手術をしたときの医療費の経済的負担に備える保険。保障内容のベースは入院給付金や手術給付金。先進医療特約、がん特約、三大疾病特約など、脇を固めるオプションのラインナップも多彩です。夫婦ともに最低限の医療保障は確保しておきたいところです。

⇒医療保険ってどんな保険? 基本の「キ」からカンタン解説!

■終身保険
保険の対象となる人が亡くなったとき、残された家族が死亡保険金を受け取れる保険。一生涯にわたって死亡保障が続いていくので、万が一のことが起こったときの死亡整理金の確保に適しています。また、途中解約をしたときに解約返戻金を受け取れるため、将来に向けた資金作りに活用されることが多いのも特徴。夫婦それぞれ最低限の葬儀費用をまかなえる数百万円程度のボリュームで加入しておくと安心です。

⇒早めに加入して割安な保険料で一生の安心を! 終身保険の解説はコチラ!

2-3 子どもが出来たときにプラスαで検討したい保険

結婚して保険に加入し直したら、次に保険を考えるのは妊娠・出産をしたタイミングになるでしょう。

妊娠・出産後は、両親に万が一のことが起こっても子どもが困らないようにしておく必要があります。また、日本では多くの子どもが幼稚園から大学まで進学している傾向があります。そのときの学費についても何かしらの形で準備を進めておいたほうが良いかもしれません。

それでは、子どものためには、どのような保険を検討すれば良いのでしょうか。

【子どもにおすすめの保険】
■(子どもの)医療保険
病気やケガで入院・手術をしたときに医療費の負担をカバーしてくれる保険。自治体によっては幼い子どもの医療費は殆どかからない助成制度が設けられていることもありますが、医療保険は若くて健康なうちに加入したほうが好条件。愛する子どもへの贈り物として検討してみるのも1つの考え方です。

また、子どもが産まれると、何かと家計の出費は増えていくもの。今までよりも医療費が家計を圧迫するリスクは高くなるので、両親の医療保険も付けたしを考えたいところです。

⇒子供の医療保険が持つ「保険以外」の大きな意味とは?

■学資保険
子どもの学費を準備する手助けをしてくれる貯蓄型保険。子どもが特定の年齢に到達するのに合わせて、祝い金や満期学資金といった名目でまとまった保険金を受け取ることができます。子どもを育てていく費用のなかでも、特に大きなウェイトを占めているのが学費。将来的に子どもの夢を叶えてあげるためにも、夫婦で子供の未来に想いを馳せながら、じっくり考えておきたい保険の1つでしょう。

⇒子供の学費に備える! 学資保険っていったいどういう保険?

■収入保障保険(もしくは定期保険)
保険の対象となる人が亡くなったとき、残された家族が生活していくうえでの費用を補てんするための保険。両親に万が一のことが起こったときに子どもの学費や生活費も含めてカバーできるように、子どもが独り立ちするまでは夫婦ともに手厚く備えておきたいところです。すでに加入している場合も、出産を機に上乗せの検討を。

⇒コスパの良い死亡保険!? 話題の収入保障保険とは?

■就業不能保険
病気やケガで働けなくなったときの収入減をカバーしてくれる保険。名前から収入保障保険と区別がつきにくいのですが、あくまでも就業不能保険は介護や長期療養で生きながらにして働けなくなったリスクへの備えとなります。仕事ができなくなり収入が途絶えたとき、子どもにシワ寄せが行かないように準備を整えておきたいものです。

⇒両親が働けなくなっても子供は守りたい! そのための就業不能保険ってどんなもの?

まとめ:家庭の「カタチ」を踏まえてジャストフィットの保険を!

いかがでしたか?

結婚した際に保険を見直すうえでのポイントと、子どものための保険についてお伝えしてきました。結婚を境にして保険を選んでいく方法のイメージは、おおよそ掴んで頂けたのではないかと思います。

とはいえ、実際に保険を考えるときには、具体的な保障内容として、保険金額、保険期間、付加する特約など、細かい部分も含めて一つ一つ決めていかなければなりません。そして、それらは職業、年収、家族構成、将来のライフプランなど家庭のカタチに応じて、大きく異なってきます。

「うーん……、自分で保険を選んでいくのってかなり難しそうだな……」

少しでもそのように思われた方は、保険のプロのアドバイスに耳を傾けてみるのも良いかもしれません。上で触れたように、結婚してからの保険は「大切な家族を守るためのもの」です。当然ながら、失敗は避けたいところ。専門的な知識を持ったプロのアドバイスを参考にしながら、保険の検討を進めていくのがベターでしょう。

保険見直し本舗でも、豊富な知識と経験を持ったプロによる「無料保険相談サービス」を行っています。お客様一人ひとりのご希望を伺ったうえで、それに寄り添ったオーダーメイドのご提案をさせていただいております。保険見直し本舗では、それぞれの家庭のカタチに合った保険を探すお手伝いをしています。 ぜひお気軽にご相談ください。心よりお待ちしております。

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